九州支部では、現場見学会を開催しました。
今回は、国道443号三橋瀬高バイパスの4車線化する工事を見学しました。見学先は、福岡県みやま市に位置する既存の柳瀬大橋の隣に、張り出し架設工法によって新たに橋を架設するもので、当会会員が従事していた工事現場となります。
この見学会を開催するにあたり、ご協力を賜りました、当会サポーターである一般社団法人プレストレスト・コンクリート建設業協会九州支部様にこの場を借りて感謝申し上げます。
開催概要
- 日時:2024年1月26日(金) 14:45~16:45
- 開催場所:福岡県みやま市瀬高町高柳(柳瀬大橋)
- 参加人数:正会員6名
開催の様子
1.はじめに
現場にて、資料を確認しながら工事概要の説明を受けました。
2.見学の様子
まずは橋脚部分へ。出水期(6月~9月)には、写真に写る河川敷部分にも水位があがってくるため、その時期を避けた非出水期(10月~5月)に施工しているそうで、河川への汚濁防止にも十分な対策をとられていました。
次に橋面に上り、張り出し架設工法の要である移動作業車(ワーゲン)について説明を受けました。このワーゲンの中で鉄筋組立からコンクリート打設までを行い、やじろべえのように左右交互に施工しながら、バランスを取りつつ橋は伸びていきます。
当日のワーゲンでは、箱桁橋の形に合わせ鉄筋が組まれていました。防錆処理をした鉄筋や、透明な型枠でコンクリートの充てんが確認できるなど、さまざまな工夫が施されていました。隣にある既存の橋との間隔はなんと30cm!との説明に一同驚きました。
3.質疑応答
事務所へ戻った後は、質疑応答時間となり、さまざまな質問が飛び交いました 。
参加者からは「PC橋梁についての知識が0の状態でも、丁寧に説明していただきとてもわかりやすかった」「見学会後、PC橋梁のお勧めの書籍をご紹介してもらったので、これを機に勉強してみようと思った」との声があがるなど、今後にいかすことのできる大変有意義な時間となりました。
4.さいごに
見学会終了後は、新年会を開催しました。現場近くでもある福岡県柳川市では「うなぎのせいろ蒸し」が有名!舌鼓を打ちながらの話は大いに盛り上がりました。
[Last updated on 2024-03-18]