中部支部では、岐阜工業高等専門学校環境都市工学科の1年生を対象とした「シビルエンジニアリング入門」講座(※)において、2017年から継続して講演を行っています。
今年度は当会員6名が講師を務め、それぞれの専門分野における仕事内容やその魅力について語りました 。受講後は学生のみなさんから「ふりかえりレポート」をいただき、「たとえ地図に残らなくても、人々の生活を支える仕事ができるという自負を持って土木を学んでいきたい」、「就活で不安になったら実際に現場へ行って話を聞いてみようと思った」などの感想が寄せられました。
※この講座は、将来に向けたキャリア支援を目的として毎年開催されており、当支部も継続して協力をしています。
開催概要
- 日 時:2024年1月16日(火) 13:10~15:45
- 開催場所:岐阜工業高等専門学校
- 主 催:岐阜工業高等専門学校
- 講 演:前川利枝氏、猪俣日向氏、酒井風花氏、杉浦麻里氏、水野香織氏、青木治子氏(いずれも当会会員)
- 参加人数:48 名(岐⾩⼯業⾼等専⾨学校環境都市⼯学科の1年⽣42名、正会員6名)
開催の様子
- 前川利枝氏「土木技術者女性の会の紹介」
- 青木治子氏「勉強しつづけることの大切さ」
- 酒井風花氏「私たちの仕事について」
- 猪俣日向氏「私たちの仕事について」
- 杉浦麻里氏「ICTを見てみよう!BIM/CIMってどんなもの?」
- 水野香織氏「つなげる仕事」
はじめに、前川中部支部長より当会の紹介をしました。
日本で起こっている災害と土木の関係や、勉強し続けることの大切さを講義しました。
「学生時代の勉強も大切であることが分かった」との感想がありました。
社会人1年目の会員から、施工現場の仕事内容について講義しました。学生と歳の近い先輩の話は多くの人の心に響いたようです。
寒さの厳しい現場でも好奇心を持って取り組んだ説明に「好奇心の一つ一つが、未来につながるように時間を費やしていきたい」との感想が寄せられました。
ICTとBIM/CIMについて、基本的な知識から実際の3D画像を使った事例を紹介しました。「建設現場における新たな一面を知ることができた」と技術の進化を感じた学生も多かったようです。
学校近くで施工している橋梁下部工の建設現場での話や、土木の知識と身近な話題をつなげた事例を紹介しました。「橋を支える柱にも多くの人々の技術が集結されていることを知った」と新たな気づきを得た人も多かったようです。
[Last updated on 2024-02-06]