【開催報告】西日本支部:「夏のリコチャレ2023」プログラム 夏休みの自由研究はこれで決まり! 女性エンジニアと防災について学ぼう!


西日本支部では、(一社)大阪建設業協会なにわ建女の会・(一財)建設業振興基金と共催で、夏のリコチャレ登録イベント「女性エンジニアと防災について学ぼう!」を開催しました。
まずはじめに、大阪府の施設「津波・高潮ステーション」にて高潮が発生するメカニズム、高潮による被害を最小限にするための防潮水門、大規模地震の際の津波の被害予想などを実物大の模型や写真を見学しながら学びました。
次に、近くにある江之子島文化芸術創造センターへ移動して、「高潮からまちを守る“防潮水門”は誰がつくり、誰が管理しているのか?」をテーマに、“防災”と建設業の深い関わりについて説明したあと、実際に建設業で働く女性エンジニア3名の仕事内容を紹介しました。
夏休み中に台風の進来が予想されていた事もあり、参加した子どもたちは真剣な表情で高潮や防潮水門の説明を聞き、保護者の方と相談しながらクイズに答えていました。

開催概要

  • 日時:2023年8月6日(日) 10:00~12:30
  • 場所:津波・高潮ステーション・江之子島文化芸術創造センター(大阪府大阪市)
  • 参加人数:37名(⼩学⽣12名、保護者13名、正会員6名、なにわ建女の会5名、建設業振興基金1名)
  • 共催:(一社)大阪建設業協会 なにわ建女の会 、(一財)建設業振興基金
  • 内容:1.津波・高潮ステーションの施設見学
       2.新聞紙で簡易スリッパを作ろう!、防災クイズ
       3.防災と建設業のつながり
       4.女性エンジニアのお仕事紹介

開催の様子

海面より低い地域である「海抜0メートル地帯」を実物大模型で体感する参加者。「海面の高さ」の位置に立つと、目の前に2階の部屋の窓が見える。「こんなに低いの!?」とビックリ。

実物の水門を操作する参加者。ハンドルを回すとゆっくりと水門が移動しました。なかなかできない体験!

新聞紙を利用した防災スリッパ作りにチャレンジ!新聞紙1枚で簡易スリッパを作成しました。使用した新聞紙は建設業の業界専門誌です。保護者の方々は「初めて見た!」と興味津々でした。

防潮水門を造るのは建設業の仕事!クイズを交えて防災と建設業の深いつながりについて説明中。その後、水防に従事する地方自治体、山の斜面を調査し砂防の設計をおこなう建設コンサルタント、ビルや施設の設備機械を建設・維持管理する施工会社、で活躍する女性エンジニアがそれぞれの仕事内容についてフリガナ入りの映像を使いながら紹介しました。

参加したみなさんからは「建設の仕事に関して初めて知ることが多かった」「普通の生活を守っていただいてありがたい」「建設業の世界でも女性が活躍していることが分かった」との声が寄せられるなど、イベントを通して建設業や建設業で働く女性エンジニアの存在を身近に感じていただくことができました。

[Last updated on 2023-12-20]