中部支部では、岐阜工業高等専門学校環境都市工学科の1年生を対象とした「シビルエンジニアリング入門」講座(※)において、2017年から継続して講演を行っています。
今年度は当会員4名が講師を務め、それぞれの専門分野における仕事内容やその魅力について語りました 。受講後は学生のみなさんから「ふりかえりレポート」をいただき、「土木の仕事には力仕事以外に二次製品、ICT、マリコンなどいろいろな種類の仕事があることがわかりました」、「仕事によってどの資格を優先的に取得したらよいか詳しく調べようと思いました」、「耐震を模型で楽しく学べたのがよかった」などの感想が寄せられました。
※この講座は、将来に向けたキャリア支援を目的として毎年開催されており、当支部も継続して協力をしています。
開催概要
- 開催日時:2024年12月12日(木)13:10~16:30
- 開催場所:岐阜工業高等専門学校
- 主 催:岐阜工業高等専門学校
- 講 演:杉浦麻里氏、松岡美優氏、酒井風花氏、赤川美香氏(講演順)
- 参加人数:46名(岐阜⼯業⾼等専⾨学校環境都市⼯学科の1年⽣42名、正会員5名)
開催の様子
当会の発足から現状に至るまでを簡単に説明しました。自己紹介では3Dモデルを用いたRC橋脚の施工の様子の説明があり、土木には多様な仕事内容があることを紹介しました。

杉浦麻里氏の講演「土木技術者女性の会紹介」
決められた施工方法はあるが、より良いものづくりのために工夫を凝らすなど、仕事への情熱が感じられる講演でした。仕事とプライベートを充実させる方法の1つを学べました。

松岡美優氏の講演「コンクリート二次製品」
マリコンで使う施工機械の規模が桁違いに大きく、皆の目が釘付けになっていました。仕事への取組み方も前向きで、学生の心にも仕事の楽しさが伝わったようです。

酒井風花氏の講演「マリコン」
紙ぶるる(家の模型)を作成し、各自で揺らしました。「筋交いの有無」や「屋根の重りの有無」で、建物の揺れ方が違うことを学びました。今後学習する構造力学の知識につながる講義となりました。

紙ぶるる体験
「ICT建機」学生さんも聞いたことはあるようですが、しっかり理解することができました。ドローンは身近な存在ですが、土木でどのように使われているか興味深々な様子でした。

赤川美香氏の講演「ICT建機」
[Last updated on 2025-01-27]